我が業よ

何故生くのか
何処へ逝くのか
己も知らない
人許り
嘻嘻と生くか
畏怖で生きるか
哀哀で生くか
何れも我が糧
音に訊けば
虫の知らせや
人の道
情けを捨てて
踏外す
今
人を捨てて
生きてくのか
他人の事等
何処へやら
人を捨てて
生きて行けば
廻りに廻りて
我が業に
目を掛く程
価値は無いねと
見る目も無いのに
高飛車で
人は問われる
岩か花かと
訊かれ花選ぶ
鯔の詰りは
何〆て
華やぎ求む
刹那道
情け無くては
生きられぬ
今
人は半ば
堪えて見よか
彼奴の振見て
恥を知る
人は半ば
情け亡くし
己の正義に
真を見る
今
人を捨てて
生きてくのか
己の業添え
解らずに
人を捨てて
生きて行けば
過去から連なる
我が業に
我ががの先に
見える道は
本当に人の
道ですか?
我ががで善いと
生きる人は
本当に人と
言えますか?
本歌
NOAH
「我が道よ」