ちきのカルマ

嘘臭い皆は生きて
三途の河原に辿り着いたが
此の世に知らん振り為れて
こんな筈じゃ無かったのに

地団駄踏むと見て居る人達は
棚から牡丹餅期待為て
遠くで見てる人達は
火の粉除け乍ら生きて居る

誰の寝首を掻いたか何て
今では大して気に為れず
誰かが人生を失敗る度に
皆安堵為て当て擦る

涙も出ない心根に
君の御頭もカラカラ鳴った
未だ此の世の場末にしがみ付く
皆を彼の世に連れてった

カルマに乗って

本歌
鈴木常吉
「父のワルツ」

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