人唄
人よ人の人乱れし日
君は何を胸に抱いて
人の空は上の空だね
君の目に宿る其の意志よ
墓穴掘った日
裏へと隠れ
真似を為て
嘯笛吹いた
プールに裏金で
賄賂の奴の口利いた
文書を偽装
一度切りと部下達に
相変らず懲りも為ず
同じ頭で遣ってます
人よ人の灯は儚くて
生き急げば風は冷たい
暇乞いを自分で為れば
確かにすっぱり逝けるかな
今年も人の業大きいと
選別為る手をふと止めて
乾かないインク待ちで
閻魔大王が言った
此の世を抜けて
扉がすんなり開いた
一寸拍子抜けを為て
怨み節何か言っちゃって
人よ人の人乱れし灯
冷たい行為
鼻に滲みて
宣う人に限って
何時も自分すら解ってないのです
君の逝き先
其処に向かう僕が居て
屹度逢えると信じてる
此の世に見切り付けちゃって
人よ人の人乱れし日
君は何を胸に抱いて
人は空で上の空だね
君の目に光る涙添え
命添えも軽んじて居る
知らない奴に心凍る
人が人を軽んじて居る
終末が其処迄迫ってる
世も末何も彼も終わります
人よ人の人乱れし日
君は何を胸に抱いて
人は空で上の空だね
誰も目に光る涙添え
誰の目に此の世乱れし灯
本歌
大江千里
「秋唄」