間日

今生の別れ為る人達は悟る事無く
御互いに嫌よ嫌よの御蔭
睨めっこ為て

嗚呼
生けど解らぬ人間道
昔昔の話だもんな
平衡も調和も亡くす

唖唖
何処に靠れて居るのだろか
真中で立てぬ人
崩れたる壁に巻込まれるか
仕舞う愈愈

嗚呼
逝けど解らぬ六道の辻
何を望もと戻れんもんな
此処からは独りで行けよ

南無三南無三南無三南無三
阿弥陀仏
南無三南無三南無三南無三
阿弥陀仏
南無三南無三南無三南無三
阿弥陀仏
南無三南無三南無三南無三
阿弥陀仏

阿弥陀仏

南無三南無三南無三南無三
南無三南無三南無三南無三
南無三南無三南無三南無三
南無三南無三南無三南無三
南無三南無三南無三南無三
阿弥陀仏

嵐をも引起したる人間
ニルヴァーナ何処に

嗚呼
生くも逝かぬも即間道
己の足で立てないもんね
靠れては睨めっこ為て

逝くも生かぬも三人三様
皆と同じじゃ詰らんもんな
此処からは人とし生きよう

本歌
折坂悠太
「荼毘」

コメントを残す 0

Your email address will not be published. Required fields are marked *